2011年7月10日日曜日

本。

こんにちは、数少ないこのブログの読者諸君。僕は元気だ。

さて、今回は「読書」について書きたいと思う。
まあ、言っておきながら僕はあんまり本は読まない。読む人なんてのは年に千冊は読むらしいので、そんな人に比べると僕は全く読まない部類だ。

だが、まあ、読んだ事がない訳でもない。
そこで、読んだ中で、良かったなーなんて物を少し挙げてみようと思う。読んでみたいなーと少しでも食指が動いて頂ければ幸いだ。

まずは「蝿の王」
著者は確かゴールディングだったと思うが、これは非常に衝撃的だった。
船で航海中に嵐に遭い、孤島に漂着するのだが、生き残ったのは全て子供。最初は皆で協力しようとするのだが、子供故、人間の恐ろしく汚い部分が一気に露呈する。欲、支配、誇示…その度に蝿の王「ベルゼブブ」が印象的に描かれている。
綺麗事を書いた作品よりも何倍も楽しめる作品だった。

次に「フェルマーの最終定理」
著者はサイモン・シン。最初に言っておくが、僕は数学が大嫌いだ。
意地の汚い数学者のフェルマーがXの3乗+Yの3乗=Zの3乗は存在しない。ここに書くには余白が少ない為と書いて死んでいく。これに翻弄される数々の数学者達。そして350年経った現代になってやっと証明されたこの定理。このサイモン・シンも工学部出身の為、苦手な人でもわかる様に「なぜ」をしっかり説明してくれている。かと言って、フェルマーの最終定理が分かる訳ではないのだが。分からないけれども、興味を削がれる事はなく、どんどん引き込まれる。この定理を証明するにあたっての人間ドラマ。そして、それには日本人が深く関わっていたという事実。数学が出来ない事を心底悔やむ作品だ。

「世界言語地図」
あー作者誰だっただろうか。地域や国ごとにわけて、言語の形態、文法の種類等を少ないながらも解説してくれている本。
難しく言ってもしかたないので、簡単に説明すると、英語やフランス語等の文法が、世界では主流(先進国に多いと云う意味)だけれども、世界で見ると、日本語等の文法の方が一般的。日本語と云うのは難しいというイメージがあるけれども、言語的に見れば、最も単純な方。難しいと云うのは英語圏等の人間からしてみれば、文法も違うし、ひらがなカタカナ、漢字があるからだろう。その他は至って単純。欧米圏の連中が数ヶ国語を話せるのは同じ言語形態内での事が多い。
そんな事が書いてある。言語をやってなくても面白い本。まあトリビアが多い本かもしれない。

紹介はこの位、残りを書くには少し余白が足りないのでね。

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