2012年12月24日月曜日

私的2012ベストアルバム的なあれ

こんにちは、数少ない僕のブログの読者諸君、僕は元気です。

寒い。とても寒い。それしか言ってない気がする。というか、それ以外に何も思いつかない。僕の頭の中はからっぽです。

まー、そんな事はさておき、色んなとこでベストアルバム2012なんてのやってるね!!乗り遅れてなるものか!!

第10位!!
Jack White "Blunderbuss"

リヴァイヴァルロックムーヴメントのせい?でちょっとだけ評価が下がってしまったホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトのソロアルバム。ブルースや人力ブレイクビーツ、カントリーとヴァラエティに富んでらっしゃる。ベタではあるけど、やっぱり外せない一枚。

第9位!!
Neil Young "Americana"
ニール・ヤングと愉快な仲間達(クレイジー・ホース)がアメリカの古い曲を復活させたアルバム。長年一緒にやってるだけあって、完成度は高い。けど、重い。なんか聞くのに覚悟がいるアルバム。ニール・ヤングの声が異常に浮き上がる。ソウル・フラワー・モノノケ・サミットが日本の民謡をちんどんスタイルで作ったアルバムもそうだけど、昔の歌ってのは、ちょっと重たい。

第8位!!
Dirty Prjectors "Swing lo Magellan"


前作とは違って「歌」に重きを置いているアルバム。とは言っても、聴きやすいかと言えば、聴きにくい。前作は非常に緊張感が溢れてたけど、今作はちょっぴり門戸が開いてる。スフィアン・スティーヴンスの様な優しい歌が渇いたビートに乗ってる不思議さ。
そんでもって、ポリフォニック・スプリーの様なばらつき感がいい。

第7位!!
The xx "Coexist"


前作からすると、ちょっと音が増えてる気もしないでもない。前作がとてもシンプルな作りでドローン系だったのだけど、今作はちょっぴり明るめ。2作目も成功させるのはなかなか難しいのではないのかね?感情を突き動かす得体の知れない「何か」を楽しむアルバム。

第6位!!
Mala "Maka in Cuba"


Digital MysticzのMalaがキューバに行って作ったアルバム。ダブ・ステップの巨匠とキューバの伝説が出会い、もの凄いダンサブルなアルバムが出来た。でも雑誌によって評価はまちまち。結構いいんだけどなー。

第5位!!
Mark Stewart "The Politics Envy"


Pop GroupのMark Stewartの第7作目。参加メンバーが如何せん豪華!!プロデューサーがキリング・ジョークの人なので、ちょっぴりグランジっぽいとこもあるけど、多種多様な硬質で重たいアルバム。リエゾン・ダンジュルーズのスカスカの音に肉付けしたらこうなりましたっていう感じかな。

第4位!!
Kendrick Lamar "good kid m.A.A.d city"


突然ぽんっとピッチフォークに挙がってて、凄い評価が高かったの。何これって聞いたらかっこよくて、即買ったアルバム。ほぼ同じ時期に出たFranc Oceanと高評価を二分する今年の顔って言ってもいいアルバム。Franc Oceanは買ってない。
少し甘めのヒップホップ。フランク・オーシャンは結構甘めなのに対して、がんがんヒップホップを押してくる。ジャケットもカッコイイ。「アーリンキンキン」ってとこが好きww

第3位!!


god speed you black emperor "Alleujah Don't Bend! Ascend!"
毎度毎度この人達は凄いもん作っちゃうよね。凄過ぎて説明が出来ない。何これ!?何なのこれ!?いやー神様になんやら喧嘩売っちゃってるし、内ジャケがなかなかショッキングだし、音も音で轟音ギターから急にエスニックなギターかき鳴らして、また轟音。轟沈!!

第2位!!
Fiona Apple "The idler wheel is wiser..."


本当の題名は"Tee idler wheel is wiser than driver the screw and whipping cords will serve you more than ropes will ever do"長いのだ。翻訳すると「遊動輪はネジを回す工具より賢明で、グルグル巻きにする為のヒモはロープには永遠に及ばないくらい役に立つ」だそうだ(ライナーより抜粋)
ジャズ、ロック、ブルース、クラシック、色々な音楽が包括されており、とてもじゃないが、掴みきれない。多分、世界的に見て、後々まで残っていくだろう名盤。

第1位!!
First Aid Kit "Lion's Roar"


僕の中での今年のベストはこれ。カントリー・フォークと透明感あふれる北欧の歌声が合わさった名盤。二人は姉妹なので、美しいハーモニーもぴったり。しかもバックバンドはBright Eyes。聞けば聞く程深みにはまってしまう恐ろしい1枚(僕の中でね)Fleet Foxesとか好きな人は是非。因にこのアルバム、itunesによると、183回通して聴いてるらしい。

もうちょっと紹介したいんだけど、10位ってのは難しいね。Grimesとか結構聴きやすくていいんだけどね。あとはSpiritualizedとかね。

番外編 今年買ったベスト5(年代関係なし)
第5位!!
The Millenium "Begin"


ソフトロックの大名盤!!900円なり。1曲目のプレリュードは沢山カバーされてたりします。サイケデリックであって、凄く優しい。めちゃくちゃはまったアルバムその1。
(youtubeはnobodyって人のリミックス版です。埋め込もうとすると、「小さいから無理」って出るからちょっと見つけるの大変)

第4位!!
Amadou & Mariam "Dimanche a bamako"


マリ共和国の夫婦のアルバム。アフリカ音楽ではあるけど、聴きやすいし、ついつい体が動いてしまう。Senegal Fastfoodって曲が個人的には好き。

第3位!!
Tinariwen "Aman Iman:Water is Life"


「砂漠のブルース」なんて言われてるアルバム。素朴?ではあるけど、独特のグルーヴがあって聴いててたのしいし、叙情的。民族音楽好きには是非。

第2位!!
Peace Orchestra "同名"


一時期リミックスって雑誌のバックナンバーを買う事に嵌ってたんだけど、その中の一つに「サイケヒップホップ特集!」てのがあってね、「マリファナに合うヒップホップアルバム」って物騒なのだったんだけど、このアルバムはヒップホップっていうよりは、エレクトロニカに近いかな。でもビヨンビヨンしてるから、なんかしらの効果はあるんでない?

第1位!!
Espers "Ⅱ"


アシッドフォークっていうのかな?フェアポートコンヴェンションの様な牧歌的な部分もあるんだけど、どこか偏屈っていうか、変わってるというか、変なアルバム。でも好き。
Widow's Weedなんてちょっとよくない名前の曲もある。でも好き。


今年はあれだね、去年のJames Blakeの如く、Franc Oceanの年だったね。あの人ゲイなんだってね。ヒップホップでゲイって珍しいよね。あのアルバム凄く甘いし、なんかちょっと違うなと思ったんだけど、ちょっと経てば変わるかな?
ちょっとした話なんだけど、カナダ人にこの人知ってるか聞かれて、知ってるよって答えたら、どの曲が好き?って聞かれて覚えてないって言ったら「なんで曲の名前覚えてないんだよ!」ってちょっと怒られたよ。「曲じゃなくてアルバムで聞けよ!」と思った(言えなかった)
今年はいいアルバム多かったから面白かった。



2012年12月6日木曜日

アンカー C9 UC9

こんにちは、数少ない僕の読者諸君、僕は元気だ。
ちょっと早めの更新です。

さて、このブログ、数少ないとはいえ、ちょっとだけ人気ページがございます。
セレクトショップについてだったり、自転車だったりなんだけど、今回は自転車の方で。

僕が今乗ってるのは アンカー C9ってやつなんだけど、今のとこで言うとUC9っていうらしいね。
素人が見てわかるレベル(僕は素人です)ではカラー以外は変更点ないみたい。ほぼ一緒とみていいのかね?

アンカー C9 UC9を買って良かった事。


  • 乗り心地が柔らかで乗りやすい。
  • 32cというタイヤサイズ(ロードは23cとか)なので、通勤とかで使うには非常に便利。タイヤをあまり気にしない。
  • ダボ穴がついてる。
  • 遅い
悪かった点

  • 加速が緩やか
  • 32cというタイヤサイズはあんまり売ってない。そして高い。
  • ギアが3枚なので、慣れるまでちょっと大変。(坂道で活躍するかと言われれば、そうでもない)
  • カンチブレーキの調節が難しい。そして、効きが少し悪い。
  • 慣れてくると補助ブレーキが邪魔
こんな感じかな。

こんな人は向いてる
  • 通勤、通学、休みの日にちょっと遠出しようとする。
  • ゆっくりカメラなんてしょって、景色を撮りながら。
  • 日本一周(ダボ穴があるって理由で)
  • あまり速度を出さない。
  • ガサツ(笑)
こんな人は向いてない

  • レースに出る
  • がんがん峠を攻めたい
  • 他のライダーに負けたくない
  • 飛ばしたい
  • 部品を交換したい
  • ちょっとレベルが上の人達と一緒に走る(脚力があれば別)

僕個人の意見としては、別にクロモリに拘る必要ないんじゃないかな?確かに柔らかいけどさ、アルミはアルミで軽いし、速いよ。もしくは一つ上のランクのRNC3ってのがいいと思います。もうちょっとお金貯めて、FELT辺りから出てるフルカーボンとかでも凄いいいと思う。でも丁度いい金額でもあるのも事実。あと4万位出せば・・・

次にグッズ。
ヘルメットは最初からいいのを買いましょう。イベントに出れませんwww
手袋も買いましょう。手が痛いです。昔柔道をやってた、キャッチャーをやってた、空手をやってたとかで手の平が厚ければ別だけど、普通の人はやっぱりいたいです。
工具、オイル等も買いましょう。いざって時に凄く!!!困ります。
服も出来れば買いましょう。遠くに行く時、他のライダーの視線がちょっと恐いです。
チューブの予備もあると便利です。

その他
一眼レフとかを入れる時はドイターのCross Bikeってリュックが便利です。
キャノンの人ならメインのレンズ1本とEF50mm F1.8とか背負っていけば、結構軽目です。

2012年12月4日火曜日

北木島とかそんなん

こんにちは、数少ない僕のブログ読者諸君、僕は元気です。

だいぶ寒くなってきたね。キンっと透き通った空気を吸うのは肺の中が洗われていくようで心地よいよね。以前僕はタバコを吸ってたんだけど、禁煙してからかれこれ2年位経つのかな?まあ、その2年間の内に数本は吸ってたんだけど。
で、その季節の移り変わる時期っていうのはさ、禁煙してる者としてはちょびっとつらい。ほら、この時期はさっきも書いたけど、凄く空気が透き通ってるでしょ?白い息を吐きながら、かじかんだ手でタバコに火をつけるんだよ。傍らにはコーヒーなんてあってさ、ジャズなんて小粋にかけたら最高だったね。まあ、こんな時期にはこんな風にしたなーとか思い出すんだよね。タバコはあんまり関係ないかも知れないけど、なんかこの時期はこんな風に吸ってたなとか思い出すんだよね。

とまあ、季節の話は置いておいて、僕ねこの前北木島に行ってきたんだよ。笠岡から船で一時間位。まあ、あれだよ、千鳥の大吾の故郷だよ。
船の上はやっぱり寒いんだけどね、僕は結構船が好き。子供の頃からよく船の通った跡とか見てたんだよ。
ところで、北木島に行った理由は友人の伯母さんが、八十八カ所巡りの北木島バージョンがあるってんで、ついて行ったんだよ。いい写真が撮れるかもって思ってね。
北木島に行く前は、「離島って言っても然程変わらんでしょ」だったんだけど、着いてみると、島民は原付に乗る時誰もヘルメットなんてしてない。印象的だったのは、本土から帰ってきた娘さんであろう人をおじさんが原付で迎えに来てて、二人乗りで帰って行った
事。勿論ノーヘル。いつも暮らしてる日常から離れると、人間ってのは簡単に混乱するんだね。標識なんてあるはずないし、交通ルールがあるとは思えない。
あと、何言ってるかわからない。日本語のはずなんだけどね、なんかロシア語っぽい感じ。見ている景色はさ、紛れもない日本だし、日本人なんだけど、なんか違う世界に迷いこんだみたいな変な感覚なんだよ。お墓とかお社とか民家とか郵便局とかあるんだけど、なんか時代が違うっていうか、ちょっとした違和感があるんだよね。
北木島っていうのは石で有名だそうで、その石切り場をちょっと見たんだけど、思ってたのより大分違って人工的に作られた大きな谷みたいになってるんだよ。大きな建造物とかを下から見上げる感じの感覚に近いかな。行ってみると興奮するよ。


雰囲気が凄い。

で、ちょっと道を尋ねる為に人を探すんだけど、全然いない。本当にいない。民家に「ごめん下さい」って言っても全然いない。あと音もしない。凄く静か。チュンチュンがギリギリ聞こえるくらい。
その後何やら知り合いがいるそうで着いて行くと、面白いおっさんに出会う。ヒッピーみたいなおっさん。話は面白いし、なんか面白い。
でなんやかんやおっさん達の話を聞いた後、帰る為に港へ行くと笠岡へ渡る為にどこからか人がわんさか出て来る。一体どこに居た!?
とまあ、こんな感じだ。次は絶対に泊まる!!


次に話は変わるのだが、読書会なるものに行ってきた。僕の紹介した本は前回の通りなんだけど、説明は案の定失敗wwwまあそんなもんだよ。
友達と二人で行ったのだけど、僕らは最年少位なのかな?皆さん結構本を読んでらっしゃる様なので、ガクブルだった訳で。
僕も本は好きだけど、読む人の中に入れば、そうだね、ミジンコレベルな訳で。
ちょっと印象的な一場面を。

Aさん「皆さん筒井康隆さんをご存知だと思うのですが」
BCDさん(頷く)
僕(えー誰だよ、友達が前言ってたよーな...)
Aさん「ペラペーラ筒井康隆ペラペーラ」
BCDさん(うんうん頷く)
僕(誰だったっけかなー、って何の話?)

こんなんが続く。絶望名人カフカの人生論なんて本とかはちょっと面白そうだけどね。僕ね、カフカの本は読んだ事ないんだけど、過去カフカ好きの外国人のおっさんに襲われかけたから、なんか覚えてるんだよwwwそのおっさんカフカが好きでね、なんかボストン大学の教授だったんだって。実際に本も出してるおっさんだから、結構凄い人なんじゃないかと、今になって思う。もっとちゃんとした形で会いたかったもんだ。

読書会、本が好きなら是非行ってみると面白いかもしれないでっせ。

因に、筒井康隆は「時をかける少女」や「パプリカ」の原作者なんだそうな。逆になんで知らないの?って位なんだそうな。聞くとすっきりしたよ。