2013年2月14日木曜日

映画だとか。

こんにちは、数少ない僕のブログ読者諸君。僕は元気です。

寒くはあるけどね、少し春の匂いがするよね。なんかこの空気は好き。勿論、あの国が風にのせてくる有害物質は嫌いだけど。

こんな感じで始めちゃったけど、今回のテーマは映画。
本とか音楽とかやたら言うくせにね、今まで映画には触れてなかった。何か深い理由があるとかではなく、ただ単純に忘れてただけ。映画好きなのにね。

別にランキング形式ではないし、気軽に。

1 トゥルーマンショー
監督:ピーター・ウィアー 主演:ジム・キャリー
ジム・キャリー演じる「トゥルーマン」は職もあり妻もあり、順風満帆な生活を送っていたのだが、ある日何気なくした行動により日常に違和感を感じる。
彼の生活は全米に放送されていたのだが、彼だけがそれを知らない。
この作品は僕の結構なお気に入りで、何回か見た。(滅多に繰り返し見ない)
人に囲まれてるはずなのに感じる孤独感、翻弄される姿に思わず身を乗り出して応援した。ドラマにおける、キャスティングの裏側とかが伺える。僕が好きなシーンは最後のシーン。言わないけど、とても心に残る。あの空の絵がいいよね。

2 エターナル・サンシャイン
監督:ミシェル・ゴンドリー 主演:ジム・キャリー
舞台は至って普通の日常。「記憶の消去手術」がある以外は。
ある日、恋人から「記憶を消去した」との手紙を受け取るのだけど、それに腹が立ったジム・キャリー演じるジョエルが自分も記憶を消してしまおうとする。
 この映画ね、ジム・キャリーが好きで見たのだけど、それ以上に素晴らしかった。最初の方はなんだか見るのが辛いの、グニャグニャしてるし。でもね、ストーリーが進むにつれてなんていうのかな、喪失感というものに包まれるんだけど、失恋した事がある人ならわかるかな?それに抗おうとする姿がとても胸を打つ。よく出来た映画。

3 ハイフィデリティ
監督:スティーヴン・ブリアーズ 主演:ジョン・キューザック


主人公は小さなレコード店の店主。ある日彼は恋人に振られてしまう。彼は理由を考える為に過去の恋愛遍歴を引っ張り出し彼女達に会って原因を探ろうとする。
 男の女々しさ、ねちっこさが上手く出てる笑。それに加え、音楽の情報が多く出てくる。いきなり「フランク・ザッパ」がどうのこうの言い出す映画はそうないと思う。
それに、レコードショップ店員の嫌らしさを如実に表してるのだけど、CDショップ店員としてはよくわかる。原作も読んだのだけど、原作の方はもう何を言ってるのかわからない位、アーティストの名前が出てくる。とにかく音楽好き(主に洋楽)は見るべし!!

4 あの頃ペニー・レインと(原題:オールモスト・フェイマス)
監督:キャメロン・クロウ 主演:パトリック・フュジット、ハドソン・ケイト


良くも悪くも厳格な母の下、育てられた純粋な少年は姉の影響でロックマニアだった。(まあ、少し割愛してるけど)そんな少年の原稿がひょんな事から大手のロック雑誌の目に留まり、バンドのツアーに同行する事になったのだけど、その時に出会うのがペニー・レインと名乗る少女。グルッピーと呼ばれるバンドのおっかけがいるのだけど、その中で一際目立つ彼女に少年は惹かれていく。
 なんとなく見た映画なのだけど、見終わった後の感想が「一枚のアルバムを聞いた様」だった。とにかく甘酸っぱい。少年の頃って女の子がどこか大人に見えて仕方ないじゃない?そんな少年の一喜一憂がとてもよく描写されてて息づかいまで聞こえてきそう。
因に、僕はこの映画が好きと外国人に説明しようとして、原題を知らなかった為、非常に困った経験がある。ペニー・レインってビートルズだよ!!この映画はオールマンブラザーズがモデル!!

5 わたしを離さないで
監督:マーク・ロマネク 主演:キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ

他人に臓器を”提供”する為に育てられている子供達。特殊な隔離された施設で、何ら疑問も抱かず、純真に育っている。主人公の3人はいつでも一緒にいたのだけど、その内2人が恋仲になってしまい、少し疎遠に。ある時再会を果たすのだが、そこからの現実は.....
 カズオ・イシグロの原作。最低限の音、色の少ない田園風景、映像も綺麗。
だけど、彼らに突きつけられる鋭利な現実によって、とても胸が締め付けられる。彼らの青春はとても儚い。
心に残るは”自分”を探すシーン。長い間、僕の中はこの映画で一杯だった。

6 転々
監督:三木聡 主演:オダギリ・ジョー

借金取りからの提案でフラフラとお散歩。
時効警察のコンビが送る、シュールなコメディ風、ヒューマンドラマ。
オダギリ・ジョーが好きでなんとなく借りて見たのだけど、凄く面白かった。
時効警察の三木監督だけあってシュールな笑いも多いのだけど、なんというかほっこりあったかい。偶然家族が出来上がるシーンに思わず感涙してしまった。お洒落なオダギリ・ジョーにも注目!!

7 ゆれる
監督:西川美和 主演:オダギリ・ジョー

全く別の人生を歩む兄弟、都会に出た弟、田舎に残った兄。母の一周忌で兄弟は再会。
ある時二人は幼なじみを連れて出かける。その時幼なじみが吊り橋から落ちて死んでしまう。そこからの兄弟の運命とは....
 この映画に関しては、何も言わない。とても感じさせる映画。二人の心情がもの凄く細やかに描かれている。そしてこの二人の演技力。圧倒的。昨今のふざけた邦画とは一線を画す名作。このジャケット写真も凄くいい。

8:ジョゼと虎と魚たち
監督:犬童一心 主演:妻夫木聡、池脇千鶴
主人公が、少々特殊でユーモラスな少女に出会う。とても切ないラブ・ストーリー。
とっても説明が難しい。この池脇千鶴演じるくみ子がもの凄く自分が立っている場所を知ってるんだよ。とても。その演技力は半端じゃない。人間ってのは難しいなー。
くるりがサントラを作ってるってのもいいね。この映画以来、池脇千鶴が僕の好きな女優さん1位です。

9:カイト
監督:梅津泰臣

女子高生と暗殺者の顔を持つ少女のお話。
 この作品ね、中学校の頃にね、ペイパービューだったかな?それでやってたんだよ。勿論18禁でいかがわしい気持ちでね。でもね、そんな気持ちが吹っ飛ぶ位にストーリーや世界観に引き込まれたんだよ。暗殺者同士の恋とかね。ありきたりなストーリーのはずなのに、既視感はなかった。エロいけど、なんかその時はエロはいらないかなって思った。

今回はこの位かな。まあ、映画はそんなに見てる方じゃないので、いい感想も書けず。でも、僕は好きなんだよ。まあ、気分が憂鬱になる映画ばっかりだけどね。あーだこーだ言いたい映画はまだあるけど、それはまた今度。

悲しい気分には何か明るい曲を

なんかサイケデリック。