2013年12月17日火曜日

本について書く事もある

こんにちは、数少ない僕のブログ読者諸君、僕は元気です。

最近あれよあれよという間に寒くなってきました。
こういう時ってね、なんだかアウターが欲しくなるんだけど、結構大事なのが、インナーとかその他のトップスだったりするんだよね。春や秋も使えるし、結構便利。でも案外高いからアウターを買っちゃいがち。カーディガンや長袖のオックスフォードシャツなんてのは何枚あってもいいんではないかね?と、自分の服を見ながら思った(アウターばっかり)

さてさて、今回は、「本」のお話です。
僕なんかが本のお話をするなんて大変おこがましいのですが(笑

僕は読む本というよりも、見る本が好きなので、結構偏っちゃいます。
写真を撮った本もあるのですが、物取りは難しいので、何冊かは挫折しております。

津田 直氏 の作品全般
この方を知ったのはトランジットという雑誌に載っていた写真にとても感動して、この写真を撮っている人は誰だろうと調べたのが切欠で、この人に出会えました。(作品にね

最初に買った「Smoke Line」は何度も何度も眺めていました。この作品が一番有名なのだそうですが、僕は全く知りませんでした。

本の名前の通り「境」を写した写真集なのですが、うーん、この境という表現が適切かどうかはわからないですが、地平線の向こう側にちょっと行くと霞がかかっていて、その先を見通す事は出来ないんです。でも、その霞の部分が大部分を占めていて、その先に何があるんだろう?なんて事も考えます。僕はある時この本が好きになり過ぎて、友人に「津田さんは境界が見えている人なんだよ!」なんていうとても痛い言動を取った事もあります。それっぽい事を言っている様ですが、表題にラインって入ってますからね。間違いではないでしょうが、深い訳でもなく、ただの音読です笑

それから結構買い足してきて(友人に貰ったり)ほぼ全作持っております。全部集めてやろうという気になったのは、ニール・ヤングのCD以来なので、自分的にはとても凄い事です。




次は 
民族写真集 神がかり

何かの雑誌の特集号か何かかな?蟲文庫という岡山の本屋さんで見つけたのだけど、偶然「蟲師」というアニメに嵌っていた僕はなんとなく買ってしまった。
日本の神楽やお祭り、イタコの口寄せの写真集。
この、足を踏み入れてはいけない所へ足を踏み入れてしまったという妙な緊張感がいい。実際はそんな事はないんだろうけどね。
別段そんなにおどろおどろしい訳ではなく、真摯に目の前の文化を伝えようとする本である。まあ、でも出ちゃうよね、お祭りの持つ独特の勢い。こういう本の困る所は変に疲れちゃうところ。民謡とかって聞くとなんか鼓舞されてちょっと疲れちゃうと思うんだけど、それにちょっと似てる。



最後は外国の本
エドワード・ゴーリー ウエスト・ウイング

一時期ヴィレヴァンでちょっと流行ったエドワード・ゴーリーの作品。
有名な作品は「ギャシュリークラムの子供達」って作品だと思うAからZまでの頭文字を持つ24人の子供達がそれぞれの死に方をするっていう物語。もう本当に淡々と死んでいく。

誰でも一回は不気味な夢を見ると思うんだけど、僕の見た夢とちょっと似てたから強く記憶に残ってたこの人。

表題の作品なんだけど、文字は何もない。只不気味な絵が続く。意味がわからないから怖い、不気味だし。廃墟に入るのと感覚的には似てるかも?
もうすぐクリスマスだし、こんな不気味な本もありではないですか?




今回はこれでおしまい。友人が本が好きで付いて行って先で見つけた本なので、僕自身が見つけたかというと、半分本当で、半分嘘かな?
もっと気になるのは「神がかり」のホワイトバランスを失敗した事。