2013年6月25日火曜日

尾道旅行

こんにちは、数少ない僕のブログ読者諸君、僕は元気です。

ちょっとね、尾道行って来ました。尾道。
近くには住んでるんだけど、あんまり行く事ないし、行ったとしても千光寺位だし、先日友人が尾道を歩いたというので、羨ましくなって、一人で古寺巡りをしてみた。

車で行ったので、尾道市役所の近くの駐車場に車を停めた。
なんとなく、商店街を目指す。

商店街をフラフラと歩いて抜けるとなんか寺があった(実はあまり場所を把握してなかった)
行ってみた。

適当に撮ってしまったので、写真は下手だけど、なんとなくいい雰囲気だった。
なんというお寺か忘れてしまったのが残念。

少し思い立って、北へ向かおう(登ろう)と決意。
するとまたお寺を発見。
西国寺へ。

なんかでかい草鞋がある!曇っていたので、灰色の世界だったけど、緑が多くて、急に鮮やかになる。紫陽花が綺麗。

境内を抜けて、少し長い階段を登る。すると、白い砂利が敷き詰められた本堂にたどり着く。
階段を登ったし、白い砂利だし、なんか天の上に来た様。


そしてまたフラーっと下へ。門のとこで猫にお見送りされる(なんかこの辺りの猫は人に慣れてる。)

細い道を上ったり下ったり、途中で、古寺を何寺か巡り、何かに引き寄せられる様に艮神社へ。
参拝した後、また引き寄せられる様に神社の裏手へ。でかい木があって、雰囲気がまるでもののけ姫みたい。


その裏手の道を上って行くと、雰囲気がまた変わる。
猫を象った石が一杯おいてある。


細道をぐんぐん進む。虫の声に混じってピアノの音が聞こえた。
振り返ってみると何やら雰囲気のある場所が。

何これ、どうやって入るの?って思ってちょっとだけ探して、入り口を発見。

中は写真を撮っちゃいけなかったので、写真はないけど、上の写真の窓辺に座った。
梟が所狭しとおいてあり、古い民家を改築した、懐かしさを感じさせる、とてもゆったりとした時間が流れる場所。内装は和洋折衷で、大正時代の様な雰囲気がある。
そして、2階には梟美術館があり、もの凄くレアな梟の置物がある。例えば、ハンガリー?の食器メーカーが年一回、会員だけに販売する梟の陶器だとか、小さいけど、存在感のある青い梟だとか。そして何より面白いのが、梟の美術館という事で薄暗いのだ。だから、懐中電灯で照らしながら鑑賞する。いい時間だった。
そこの人に聞くと、どうやら目的としていた天寧寺はすぐそこというので、向かう。
とてもいい場所だったので、名残惜しくパシャリ。

すぐ天寧寺。

と言っても三重塔だけど。

ここ。天寧寺。おばちゃんがいい味を出してる。中も撮ったんだけど、うん、まあ、お寺だし、やめとく。ここは五百羅漢もあって、迫力に圧倒される。是非見て欲しい。

こんな感じで石柱が立ってる。

空き家も多い。

そしてちょっとだけ期待してた「れいこう堂」へ
うーん、うーん、なんだかなー。イベントに力入れてるのかな?

んで、帰ろうという時、発見!

いや、なんの変哲もない写真なんだけど、これね、新尾道三部作の最終作で、「あの夏の日、とんでろじいちゃん」って作品で使われてた場所なんだよ。この渡り廊下ね。
渡りたかった!でも無理っぽかったね。

こんな感じで、尾道への旅は終了。志賀直哉旧宅もあったりするし、有名な映画館もあるし、まだまだ楽しめる町。



ちょっとした小話。
尾道には、時宗という、よくわからない宗派のお寺が沢山あった。聞いてみると、「自分が信じた道を行く」という宗派らしい。うーん、面白い宗派。

小話その2
天寧寺(曹洞宗)と千光寺(真言宗)の境界線は実は隣り合っているらしい。
しかも、そこがかなり曖昧なそう。
で、両方の住職さんが最近話し合ったそうなのだけど、天寧寺の方の住職さんは、「どっちでもいいんじゃね?」なスタンスに対して、千光寺の住職さんは「いや、キッチリしとこうぜ!」ってなスタンスなので、まだあやふやなそう。
噂によると千光寺の住職さんはかなり細かいそうな。うーん、でも、次の世代に禍根を残さんって意味では正しいのか?

こんな感じ、面白かった?

2013年6月19日水曜日

日々

こんにちは、数少ない僕のブログ読者諸君、僕は元気です。

暑い!寒いと言ってたのにもう暑い。季節がぐるんと一周、簡単に日焼けしてしまうこの日差しに僕は抗う術を持っておらんのです。

話は変わるけども、最近あれよ迷惑メールが凄く来るの。しかもあいつらは狡猾!「やっほー!どうだーい?」なんて具合に普通のメールを装って送ってきたりする。その辺ね、人見知りな僕はこんな奴は知らん!と無視を決め込むのですよ。寂しいお話だよ。

それにさ、なんだって?「まことさんからあなたへ入金の手続きが完了致しました」
誰よまことって?凄く親切なまことさん関係から20通位メール受け取ったわ。そのお金を是非ほかの困ってる方へ送ってやるとよい、こんな小市民に送るものではないぞ!

そういえば、ついぞ先日、友人に半強制的に貸し出しを受けていた村上春樹を初めて読んでみた。
おしゃれだ。鼠なんぞと渾名される輩を日本で目にする事はないぞ。音楽も小洒落てやがるし、言い回しも気取ってる。それに何が一番腹立つかって、ちょ、ちょっと面白かったよ。読むかもしれないし、読まないかもしれない。(読むかなー)


津田直さんの写真集を買ったのだけど、人生の中でかなりの上位に入る感動を覚えた。
こんな写真を撮ってみたいと思う事はあれど、こんなに圧倒されたのはピュリッツァー賞の現実の一コマ以来かも知れない。あんな写真が撮れたらきっと幸せだろうな。