2014年12月25日木曜日

2014年の僕的ベスト

お久しぶりんぬ!数少ない僕のブログ読者諸君、お元気ですかね?僕は元気です。

さてさて、僕のね、新しい道もなんとなく定まってきた所で、毎年やってるあれ、そう、ベストアルバムをね(僕の)書いて行こうと思います。


10
susanna/Hval
Meshes of voice


ハッとさせるジャケットで目を引くこのアルバム。ダークアンビエントというのが正しいのかは分からないけど、淡々と刻み付ける音により造られる荒涼とした景色。そして、ノイズによって巻き起こされる砂嵐。どれを取っても情感を刺激する、退廃的であり、且つ、時には希望が見える構成がとても心地いい。
どうやら、ノルウェーの女性2人組のユニットらしいです。

Grouper
Ruins


この1年はグローパーの名前をやたら聞くなーと思った一年でした。僕の勘違いかも知れないけれど。暗い世相を表しているかの様なダークなランキング!!
ミニマルで、どこか宗教的で、自然の中にいるような感覚のアルバム。とてもドラッグ的な感じのアルバムと思う。響き、特に残響がとても心に残るアルバム。

Ogre you ass hole
ペーパークラフト

3部作の最終作(Gongみたいだね)らしいんだけど、彼らの懐の深さを表す作品。アフロなビートにへなへなの声が乗るって不思議。ベースが相変わらすかっこいい。
説明が難しいのだけど、フェラ・クティだとか、タイヨンダイ・ブラクストンが居た頃のバトルスが好きなら買いだと思うので、是非買って聞いてみるといいと思います!

First aid kit
Stay Gold


コロンビアに移籍してのメジャー第一弾になるこのアルバム。ハーモニーによる表現力は段違いで、芯の一本通った歌謡曲的アルバム。サイモン&ガーファンクルっぽいなーっと思うけども、もう少し違う方向性で行って欲しいなーと僕は思う。
今回のアルバムは前作とは違って、聞き易く、且つ、アメリカナイズドされた感は強い。なんとなく、カントリーというか、砂感が強い。

6
Andy stott
Faith in strangers


ここ数年よく名前を聞いてた人の新作。
光のカーテンの中がゆらぐ中で、ビームが打たれてる様な音楽。高揚感と落ち着く感覚が同居する不思議なアルバム。疾走感と焦燥感にかられる音作りは見事!

5Aphex Twin 
Syro

リンクはなし

言わずもがな。

4 Shinichi Atobe
Butterfly Effect


こんな日本人がいたんだね!!!
スーパーミニマルサウンド!単調な音の強弱と、打ち込みのドラムだけで、意識の外側を溶かし、中身をぶっ飛ばす音楽。恐ろしいアルバム。

Luluc
Pesserby


僕はこういう哀愁漂うフォークが大好きなので、とても落ち着くし、多分来年も再来年も聞いてられるだろうなと思う。なので、必然と順位は高くなってしまうのだ、
オーストラリアの2人組のフォークデュオで、どうやらこのアルバムはThe Nationalのアーロン・デズナーがプロデュースに参加してるみたい。

Dean Blunt
Black Metal


何これ!!何、これ!!!僕はこのアルバムにとても衝撃を受けた!同率1位と言っても過言ではない位の衝撃を受けた。この前のアルバムをつい最近聞いたんだけど、凄まじい出来。前作だと思いっきり1位。
しかし、このアルバムも恐ろしいまでの完成度。残響系かな?と思いきや、オリエンタルな哀愁が覗くという、なんとも摩訶不思議な音。これは新しい。新しい夜明けです笑
他のミュージシャンの名前を使うなら、トータスの音にボニープリンスビリーの雰囲気を合わせ持って且つ、フォレストソードがちらりちらりとアクセントを加える感じ。

1
The Bug
Angels&Deviles


それぞれのサイトや雑誌等であまり評価は高くはないけど、僕はこれが結構好き。このサスペンス映画の様な、覗いては駄目だけど、覗いてみたいという感覚のアルバムは案外ないと思う。僕自身は映画で例えるとゴダールの様な音楽が好きなんだけど(映画はそんなに)たまに深夜にやってるサスペンス映画にのめり込んでしまったという感覚のアルバム。よくわかんないね笑 このバグってバンド?も本当はキング・ミダス・サウンドって人の別名義だから、グライム(ダブステの黎明期のヒップホップ側のジャンル)の音が強い。それに参加メンバーも凄いので、是非楽しんでもらいたい1枚。




おしいなーっていう1枚
Rodrigo Amarante
Cavalo
もう少しアコースティックなアルバムだったら、すぐランキングいりだったのになーとっても惜しい。


おまけ 年代問わず、今年僕が気に入ったアルバム

Sibylle Baier   : Color green リンク
こういう哀愁のある音は大好きだな。

Linda Perhacks  :Parallelograms リンク
美しい自然を想起させるアルバム。波が打ち寄せる様。

D'angello   :Black Messiah リンク
そりゃーそうでしょう!!

Dean Blunt   :Rdeemer リンク
ここ数年の中で僕に一番衝撃を与えたアルバム。