2010年12月12日日曜日

コラムン

最近ではCDが売れなくなって困っている。
ではなぜCDが売れなくなってしまったのか?

1、携帯プレーヤーの進化。
昨今ではi-podを持っている人間はかなりのものだろう。このi-podに代表される様に携帯プレーヤーは我々現代人の生活に深く係わっている。しかし、これだけではCDが売れなくなった原因にはならない。問題はこの携帯プレーヤーの特徴にあるのだ。
一昔前ではウォークマンと呼ばれていた物もあった携帯プレーヤー。それは直接CDをいれれたりMDに落としたり出来た。勿論それ以前はカセットだった。MDに於いても、CDが手元にないとMDに落とす事は出来なかった。
だが、最近の携帯プレーヤーは「ダウンロード」なる事が出来る。この「ダウンロード」が大きな問題だ。
「ダウンロード」をする事で好きな曲だけ選んで、他は捨てれるといった取捨選択の自由が与えられた訳だが、これをする事でCDの必要性が薄れてくるのは間違いない。

2、日本人の気質
海外でもCDは売れなくはなってきているが、日本のCDの売れなさは異常だ。今の日本人は曲単位で聞きたがる。上にも関係してくるが、アルバムの出来不出来ではなく、曲の重要性を推している。某SNSサイトで、音楽のコミュニティを検索してみると、「おすすめの曲はなんですか?」「今聞いてる曲はなんですか?などの曲に関するトピックばかりである。
僕も最近気づいたのだが、アルバムを通して聴く事の素晴らしさ、見えてくるもの(聴いているけど)感じれる事。そして、ベストアルバムは本当にベストアルバムなの?という疑問が生じてくる。
例えば、僕の感じるプライマルスクリームの「スクリーマデリカ」は、浜辺で遊んでいたけど、やっぱり海に入ろう。そうだ、泳ごう、泳いだら深く潜りたくなってきた。深く深く潜っていったらそこで宇宙を見たよ。という具合である。ただ単純な名曲を集めたって、この流れは作れない。
話は逸れたが、本題に戻ろう。曲単位で聞く事によるデメリットは、「ダウンロード」の加速だ。これによりCDと云う物が「余計な物を含んだデータの集合体」に成り下がってしまう。

3、情報の過多

現代(現代現代うるさいねw)では、インターネット環境が整っている。それにより、情報が異常に流れ込んで来る。
玉石混交の情報に操られ、そこから玉を見出せない人間が多々いる。勿論僕もその一員ではあるのだが。昔から言われていた事だが、リテラシーがどうのこうのと言うお話だ。
例えばの話だが、僕(CD屋の店員)として、K-POPが流行っているとはどうも考えられない。勿論うちの店が特殊な店ではあるのだが、それにしたって、あんなに流行っているのに、この状態はおかしい。これはメディアが作った流行っている風な現象なのではないかと僕は想像する。
ネットにおいても、K-POPが流行っているだの流行ってないだの調べる気にもならないのかも知らないが、仮に調べる気になったとしても、果たしてどう調べればいいのだろう?google先生に頼んでも、キーワードが分からなければ、調べ様がないのである。
情報を送ってくるだけ送って来ておいて、自分から調べようと思う時は、それなりの知識を要する。これじゃあ情報弱者が増えてしまう。
これは僕にも言える事だが、「あれができます。これができます」といわれても、興味が無ければ触ろうとも思えない。だからどんどん置いて行かれる。情報の量も増加したが、速度も同時に上がっている。
さて、やっと本題に移れるが、一昔前は情報が一定だったために流行りがある程度留まっていた。だから流行も長続きし、売れる物は売れたのだ。しかし現代の情報の量と速度では、どれにしようか迷っている内に次の物が来てしまうのだ。K-POPの次は何が来るのだろうか?僕には日本の音楽界の事は分からない。

長々と書いたが、切に思う事は、こんだけ海外の事を知れるのに、なぜ知ろうとしないのか。最大の原因はそこじゃないかと思う。勿論海外こそが優位という訳ではないが、音楽に於いては、やっぱり海の向こう側の物じゃないかなと思ってしまう。

最後に、この文章力じゃあ、何もかけたもんじゃないね。でも書いていこう。10回に1回位は良作が出来るだろう。

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